2008年07月11日

1・プロローグ

「彼」の事をどこから話せばいいのだろう。
夥しい数の悪逆無道三昧。
「彼」はただただ「それ」を欲しただけであったが、
「それ」はあまりにも突拍子も無い、
思惑から生まれた悲劇の始まりであった。 

「彼」が古の封印を破り、と或る書物さえ見つけなければ
あんな悪夢を生む事はなかったであろう。

新約聖書ヨハネの黙示録において、
獣の数字とされる666・・・。


「ここに知恵が必要である。
思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。
その数字とは、人間を指すものである。」

まさに獣とは人間。
その獣が神をも背き、前人未踏の
不条理な悪夢へ足を踏み入れてしまった。

「彼」は一体どこへ進もうとしていたのだろう・・・。

これは「彼」が犯した大罪の全てを綴った物語である。




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