2008年07月11日
2.
西暦2186年。
人は曖昧な極致への憧れを抱きつつも、
未だこの世は混沌たる戦乱に溢れていた。
人々が絶望の風景に、弥次々に埋め込まれていく中、
この少年だけは違っていた。
彼の名はメグル・コーノギ。
この物語の主人公である。
「なぁ、シグレ・・・?不老不死って信じるか?」
彼は何の前触れもなくそんな愚問を投げかけてきた。
「はぁ?そんなのありえねぇよ!」
シグレ・アザーズはにべも無い態度で答える。
「連れねぇーな、お前は・・・」
メグルはため息混じりに天を仰ぐと、
机上のカップを手に取り、
稍々時間を置いてから、こう続けた。
「・・・でもさ、俺見つけたんだ。
不老不死の在処をね」
無表情で覗き込む顔は、ぞっとする程
真摯だ。
「・・・へぇ・・・」
シグレは答えが見つからない。
及び腰な相槌を打つのが精一杯だ。
そんな心中穏やかでないシグレの胸中を悟ってか、
メグルは、
「冗談だって!マジにすんなよ!」
と相好を崩した。
だが、シグレはそんな彼の眼が空恐ろしかった。
人は曖昧な極致への憧れを抱きつつも、
未だこの世は混沌たる戦乱に溢れていた。
人々が絶望の風景に、弥次々に埋め込まれていく中、
この少年だけは違っていた。
彼の名はメグル・コーノギ。
この物語の主人公である。
「なぁ、シグレ・・・?不老不死って信じるか?」
彼は何の前触れもなくそんな愚問を投げかけてきた。
「はぁ?そんなのありえねぇよ!」
シグレ・アザーズはにべも無い態度で答える。
「連れねぇーな、お前は・・・」
メグルはため息混じりに天を仰ぐと、
机上のカップを手に取り、
稍々時間を置いてから、こう続けた。
「・・・でもさ、俺見つけたんだ。
不老不死の在処をね」
無表情で覗き込む顔は、ぞっとする程
真摯だ。
「・・・へぇ・・・」
シグレは答えが見つからない。
及び腰な相槌を打つのが精一杯だ。
そんな心中穏やかでないシグレの胸中を悟ってか、
メグルは、
「冗談だって!マジにすんなよ!」
と相好を崩した。
だが、シグレはそんな彼の眼が空恐ろしかった。


